ニュースリリース

地域の基幹産業である造船業(下ノ江造船株式会社)への財務基盤強化支援(資本性ローン導入)について

2025年4月7日

株式会社 大分銀行(頭取 高橋 靖英)は、下ノ江造船株式会社(代表取締役 田中 章夫)に対し、今後の事業成長、財務基盤の安定化に向けて、資本性ローンを導入いたしましたので、下記のとおりお知らせいたします。

大分県の県南地区に位置する造船業は基幹産業として、永らく地域経済や雇用を支えていますが、近年は、中国・韓国造船所との国際的な価格競争や鋼材価格をはじめとする原材料価格高騰の影響等を大きく受けています。このような状況を踏まえ、資本の充実による財務内容の強化、並びに地域経済にとって必要不可欠な基幹産業の価値向上を目的に、今回同社へ資本性ローンを導入いたしました。

当行は、地域金融機関として幅広い金融サービスおよびソリューションの提供を通じて、お客さまの実情に応じた事業者支援の推進を図るとともに、「未来世代」へ向けて持続可能な社会の実現に取り組んでまいります。

資本性ローン実行日

2025年3月31日

*資本性ローンとは

貸出条件に十分な資本的性質が認められる借入金。資本性ローンは金融機関の自己査定上資本とみなすことが可能な融資です。

企業概要

対象先名 下ノ江造船株式会社
https://www.shitanoe.jp/ ここから先は、下ノ江造船株式会社のウェブサイトになります。
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所在地 大分県臼杵市大字下ノ江1200番地
代表者 田中 章夫
従業員数 本社82名 協力会社350名
(2025年3月31日現在)
創業 1978年11月1日
業種 造船業
事業概要 中小型ケミカルタンカーやLPGタンカーを主力とする造船会社。
2020年1月には世界初となる濃硝酸ケミカルタンカーを建造するなど、豊富な建造実績を有しています。
燃費性能とステンレス・タンクの溶接技術など業界内での評価は高く、国内外の取引先に対する幅広いニーズに対応するため、設計から製造に至る一気通貫の体制で高品質な製品づくりを追求しています。

関連するSDGs

目標 ターゲット 内容
働きがいも経済成長も 8.3

地域の雇用維持と企業の事業成長および財務基盤の安定に寄与する。

産業と技術革新の基盤をつくろう 9.2

地域の基幹産業の持続可能性と価値向上に向け金融支援を行う。

以上

本件内容に関するお問合せ先

(株)大分銀行 融資部 
事業支援室(担当:利満)
TEL 070-7893-0297