ニュースリリース

別府市プレミアム付商品券事業における「デジタル商品券 発行スキーム」の採用について

2023年10月12日

株式会社大分銀行(頭取 後藤 富⼀郎)は、株式会社オーイーシー(代表取締役社長 加藤 健)と株式会社フィノバレー(代表取締役社長 川田 修平)の電子地域通貨プラットフォームを活用した「デジタル商品券 発行スキーム」が、2023年10月2日から利用開始されている「別府市プレミアム付商品券事業」(実施主体:別府市プレミアム付商品券実行委員会)に採用されましたことをお知らせします。

取組経緯

(1)大分県内の地域金融機関として、県内のITベンダーである株式会社オーイーシーとともに「デジタル商品券 発行スキーム」の取り扱いを2020年10月に開始しました。本スキームは地域経済の活性化や地域のデジタル化推進およびコロナ禍における販売・流通促進、Withコロナ時代の非接触決済基盤の提供を目的としております。

(2)2022年6月1日から利用開始の「大分市プレミアム付商品券事業」に続き、「別府市プレミアム付商品券事業」に採用されました。

別府市プレミアム付商品券事業について

(1)別府市は、別府市プレミアム付商品券実行委員会を実施主体とし、原材料価格等高騰に伴う事業者の価格転嫁を円滑に進め、個人消費の下支えによる地域経済の活性化を図るため30%のプレミアムが付いた商品券を販売します。申込み時に紙商品券、または電子商品券「Sento」のいずれかを選択できます。

※電子商品券「Sento」に「デジタル商品券 発行スキーム」が採用されました。

(2)購入者は紙または電子それぞれの方法で、1口の場合5,000円を支払うことで1,500円分のプレミアムの付いた6,500円分の商品券を購入できます。

(3)発行総数(200,000セット)の内(80,000 セット)については、電子商品券「Sento」として発行されます。

(4)詳細は以下よりご確認いただけます。
大分県地域消費喚起プレミアム商品券支援事業の助成によるプレミアム付商品券の第6弾
『令和5年度 秋だよ!べっぷ実りのエール券』
https://beppu-yell.jp/ここから先は、別府市プレミアム付商品券のサイトになります。移動する

デジタル商品券発行スキームの特徴

「チャージから支払・精算まで人と人とが接触しない」、「地域の店舗での消費」、「キャッシュレスでおつりを気にせず利便性も向上」といった、発行体様・加盟店様・利用者様相互のメリットが期待できます。

(1)発行体様
応募、申込み、抽選などの一連の作業がデジタルで行えることから、紙の商品券と比べ大幅な事務負担の軽減に繋がります。

(2)加盟店様
商品券の集計作業が不要で、事務負担の軽減につながることに加え、売り上げについても金融機関の口座に自動入金(振込)されます。

(3)利用者様

  • ① スマートフォンアプリでQRコードを撮影し、金額を入力するだけの非接触・簡単操作で支払いが可能です。
  • ② 金額も1円単位で利用でき、「いつ・どこで・どのくらい」利用したのか、利用履歴もアプリで簡単に確認できます。
  • ③ 加盟店情報に記載の住所から地図アプリを起動することで、簡単に目的の店舗へ行くことができます。

今後の展開

大分県内自治体様へデジタル商品券事業の展開と、デジタル地域通貨の取り組みによる決済・ポイント機能を活用した、地域コンテンツとの連携、活性化に資する仕組みを提案していきます。

スキーム企業の概要

社  名 株式会社オーイーシー
所 在 地 〒870-0037
大分県大分市東春日町17-57
ソフトパーク内
代 表 者 代表取締役社長
加藤 健
設  立 1966年4月23日
事業内容 ソフトウェア開発
社  名 株式会社フィノバレー
所 在 地 〒106-0041
東京都港区麻布台1-11-9
BPRプレイス神谷町10F
代 表 者 代表取締役社長
川田 修平
設  立 2018年6月15日
事業内容 デジタル地域通貨事業

関連するSDGs

目標 ターゲット 内容
働き甲斐も経済成長も 8.10

ICTやデジタル技術を活用し地域の金融サービスへのアクセスを促進・拡大させていく。

産業と技術革新の基礎をつくろう 9.1

新たな金融サービスや新規事業の創出を共同で研究・開発することにより、地域の産業と技術の発展に繋げていく。

以上

本件内容に関するお問合せ先

(株)大分銀行 地域創造部 
地域活性化推進グループ
TEL 097-538-7558