ニュースリリース

株式会社ミスターマックス・ホールディングス向け
〈FFG〉ポジティブ・インパクト・ファイナンスのシンジケートローン参加について

2023年9月29日

株式会社大分銀行(頭取 後藤 富一郎)は、株式会社ミスターマックス・ホールディングス(代表取締役社長 平野 能章)を借入人として、国連環境計画金融イニシアティブ(後記「ご参考」(1)参照)が提唱したポジティブ・インパクト金融原則(後記「ご参考」(2)参照)に即した「〈FFG〉ポジティブ・インパクト・ファイナンス」のシンジケートローンに参加いたしましたので、下記のとおりお知らせいたします。

ポジティブ・インパクト・ファイナンス(以下、「PIF」)とは

事業活動が環境・社会・経済に及ぼすインパクト(ポジティブな影響とネガティブな影響)を包括的に分析・評価し、当該活動の継続的な支援を目的とした融資です。企業によるSDGs達成への貢献度合いを評価指標として活用し、情報開示することが最大の特徴です。

シンジケートローンの概要

借入人 株式会社ミスターマックス・ホールディングス
組成金額 35億円
実行日 2023年9月29日(金)
アレンジャー/エージェント 株式会社福岡銀行
資金使途 運転資金
貸付人 株式会社大分銀行
他3行

株式会社ミスターマックス・ホールディングスとは

福岡県福岡市東区に本社を置き、総合ディスカウントストア「MrMax」を運営する、東京証券取引所プライム市場ならびに福岡証券取引所の上場企業です。
1925年に福岡県内でラジオのパーツ販売・修理店として創業され、1978年にディスカウントストア1号店を開設、現在は北部九州を中心に計56店を展開されています。(後記「ご参考」(3)参照)

本件PIFに係るインパクト評価について

株式会社福岡銀行と株式会社FFGビジネスコンサルティングが共同で評価を実施し、株式会社日本格付研究所から第三者意見を取得しています。(後記「ご参考」(4)参照)

ご参考

(1)国連環境計画金融イニシアティブ
(UNEP FI)
国連環境計画(UNEP)は、1972年に「人間環境宣言」および「環境国際行動計画」の実行機関として設立された国連の補助機関です。UNEP FIは、UNEPと200以上の世界の金融機関による広範で緊密なパートナーシップであり、1992年の設立以来、金融機関、政策・規制当局と協調し、経済的発展とESG(環境・社会・企業統治)への配慮を統合した金融システムへの転換を進めています。

(2)ポジティブ・インパクト金融原則
UNEP FIが2017年1月に策定した、SDGs(持続可能な開発目標)の達成に向けた金融の枠組です。企業がSDGsの達成への貢献をKPI で開示し、銀行はそのプラスの影響を評価して資金提供を行うことにより、資金提供先企業によるプラスの影響の増大、マイナスの影響の低減の努力を導くものです。融資を実行する銀行は、責任ある金融機関として、指標をモニタリングすることによって、インパクトが継続していることを確認します。

(3)株式会社ミスターマックス・ホールディングスのウェブサイトをご参照ください。
https://www.mrmax.co.jp/corporation/ここから先は、株式会社ミスターマックス・ホールディングスのホームページになります。移動する

(4)2023年7月7日付株式会社福岡銀行のニュースリリースをご参照ください。
https://www.fukuokabank.co.jp/pdf/20230707_release2.pdfここから先は、株式会社福岡銀行のホームページになります。移動する

当行は、本件PIFへの取り組みを含め、SDGsの目標達成に資するお客さまの事業活動を支援するとともに、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。

以上

本件内容に関するお問合せ先

(株)大分銀行 総合企画部 
広報・SDGsグループ
TEL 097-538-7617