ニュースリリース

サイバーセキュリティ高度化に向けた連携組織「CMS-CSIRT」の設立について
~地銀共同センター・MEJARシステム・ワーキンググループ(CMS-WG)の取り組み~

2023年3月29日

株式会社大分銀行(頭取 後藤 富一郎)は、地銀共同センター※1参加行12行とともに、MEJAR※2参加行と2021年11月に立ち上げたシステム・ワーキンググループ(CMS-WG※3)での取り組みとして、サイバーセキュリティ分野での連携組織「CMS-CSIRT※4」を共同で設立することを決定しましたのでお知らせいたします。
昨今、金融業界を取り巻くサイバー犯罪、サイバー攻撃等の脅威は増しており、多くの地域金融機関は更なるセキュリティ強化の必要性を認識しております。今回、地銀共同センター参加行と MEJAR参加行が協力し、サイバーセキュリティ態勢を一層強化するため、本組織を立ち上げることになりました。
本組織は、定例会等を通した交流を通じて参加行のセキュリティ部門の関係構築を図るとともに、参加行のセキュリティ強化に資する情報共有や、セキュリティ担当者の能力向上に資する勉強会を実施していきます。また、共同でのセキュリティ対応訓練や演習、将来的な参加行の共同でのセキュリティ対策実現を目指した調査、検討なども実施していきます。
当行では、今後も地銀共同センターおよびMEJARの参加行との連携の枠組みを活用し、強靭な経営基盤を構築するとともに、お客さまの利便性の更なる向上を促進してまいります。

【本組織の概要】

名 称 CMS-CSIRT
活動内容
  • (1)セキュリティ部門の交流促進

  • (2)参加者間の情報共有の促進

  • (3)勉強会の開催

  • (4)共同でのセキュリティ対応訓練や演習

  • (5)共同でのセキュリティ対策実現を目指した調査・検討 など

メンバー 地銀共同センター 全13行、MEJAR 全6行、NTTデータ

<参加行>

※広島銀行は2030年度よりMEJARの共同利用を予定しています。

  • ※1 地銀共同センター…NTTデータが構築・運営する、地方銀行・第二地方銀行向け基幹系共同センター。
    参加行は以下のとおり(利用開始および銀行コード順)
    京都銀行、千葉興業銀行、岩手銀行、池田泉州銀行、愛知銀行、福井銀行、青森銀行、秋田銀行、四国銀行、鳥取銀行、西日本シティ銀行、大分銀行、山陰合同銀行

  • ※2 MEJAR…NTTデータが構築・銀行が主体で運営する、地方銀行・第二地方銀行向け基幹系共同センター。
    参加行は以下のとおり(利用開始および銀行コード順)
    横浜銀行、北海道銀行、北陸銀行、七十七銀行、東日本銀行、広島銀行(2030年度より共同利用予定)

  • ※3 地銀共同センターおよびMEJARが共同化グループの枠組みを越えたシステム運用の効率化を検討するため、2021年11月に設立したワーキンググループ

  • ※4 CSIRT(Computer Security Incident Response Team)は、一般的にセキュリティインシデント発生時の対応を行うチームと説明されますが、CMS-CSIRTでは平時においてインシデントに備えるための、情報共有や担当者のスキル向上、セキュリティ対策の導入を活動内容としております。

以上

本件内容に関するお問合せ先

(株)大分銀行 
事務統括部 システム統括室
TEL 097-537-5945