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海部のまつり
2015年10月26日
古代の世界へタイムスリップ ー 「海部のまつり」大分市(大在支店・坂ノ市支店)
大分市東部に位置する亀塚古墳公園で、「海部のまつり」が10月18日(日)に開催されました。この地区の丘陵地に今から1600年程前に築かれた県下最大の古墳(亀塚古墳)があることから、地元の町おこしグループが中心となって大分市東部地区の活性化につなげようと始めたもので、今年で22回目となります。
当日は、当地区のボランティアの皆さんや子供たちが古代衣装をまとって豪族の長や姫等「古代人」に扮し、「奉納の儀」・「祝餅の儀」など古代の儀式を再現しました。そのほか「火おこし」や「埴輪作り」・「勾玉作り」などの古代体験コーナーを楽しめるなど、終日古代の「海部の民」に思いをはせることができました。
当行も大在支店・坂ノ市支店の行員が例年参加しており、古代衣装を着て行列に加わりました。
<亀塚古墳>
亀塚古墳は、大分市東部にあり5世紀初頭に築かれた前方後円墳です。全長は116m、後円部は64m、高さは10mで県下最大の巨大墳となっており、当時この地を支配していた王の墓とされています。
当時この一帯は海岸で「海部(あまべ)」と呼ばれており、海部の人々は海を業とし航海術を持つ技術集団として4世紀代から大和政権と深いつながりを持つようになり、5世紀前半から海部全域に支配力を持った大首長が存在していたと考えられます。
古墳は、残念ながら盗掘に合い、遺物の大半が持ち去られていましたが、発掘調査で若干の勾玉や管玉等の装飾品や鉄器類の破片が見つかっています。
現在、古墳は復元され当時の壮大な建造を見ることが出来、また隣接する「海部古墳資料館」では発掘物等を展示しています。