やっちょるでー!おおいた瓦版

「関の鯛つりおどり大会・大漁おし初め競技大会」

2015年9月24日

たくさんの1本釣り漁船が停泊している佐賀関漁港は、古くから良好な漁港として栄えています。
後方の煙突は、昔東洋一を誇った佐賀関精錬所の大煙突です。

「大漁おし初め競技大会」の開会式。
大会委員長、「今日は力一杯漕いで、佐賀関の伝統を受け継いでいきましょう!」とご挨拶。

いよいよおし初め競技大会がスタート。
最初は中学生の部が行われ、地元の中学生が元気よく漕ぎ出します。

折返しでの魯の操作は、やはり難しいようで3艇が正面衝突してしまいました。
結局、完走できずリタイア。

こちらは大人の部でパフォーマンスも審査対象となります。
左側は、消防署チームで「妖怪ウォッチ」の仮装で登場。
右側は、警察署チームで赤色灯とマイクを持って登場しましたが…

警察署チーム、赤色灯を点滅させ
「前の船、スピード違反です。止まりなさい!」
「緊急車両が通ります!道を譲ってください!」
のマイクパフォーマンスに会場大爆笑。

いよいよ大分銀行チームの登場です。
すでにスタート時点から出遅れてしまいました。
銀行の研修で魯の漕ぎ方なんて教わっていないよ~!

支店長が漕ぎ出すと、魯が外れてなかなか前に進めません。
救助船にレスキューされ無念のリタイアとなった昨年の二の舞かと思われましたが、どうにか完走することができました。

おし初め競技大会の終了後、今度は「関の鯛つりおどり大会」の準備です。
佐賀関支店・坂ノ市支店の行員のほか、支店出身者や家族も加わって総勢22名の当行「鯛つり踊り隊」です。
「今日は張り切って一杯鯛を釣るぞ!」

踊りの会場は、行政センターの横の広場で、多くの踊り子さんと観客が集まってきました。
当行踊り隊も所定の位置で待機です。

開会式で大会会長が
「今宵は楽しく踊って、佐賀関の町や佐賀関の伝統芸能を大いにアピールしてください!」とご挨拶。

鯛つりおどり大会が始まりました。
各チームとも揃いの法被や趣向を凝らした衣裳で踊ります。

当行踊り隊も輪に加わって踊り始めます。
皆さん、踊り始めたばかりなのか硬さが目立ちますが…

「てぬぐい」はこの踊の必需品。
「てぬぐい」を釣竿に見立てて踊ります。
口説きに合わせて、踊り子も「鯛じゃい、鯛じゃい」と大きな声で答えます。

アンパンマンもバイキンマンも登場。
たくさんのチームがそれぞれ手製の趣向を凝らした仮装や小道具を持って踊り、見ているだけでも楽しめます。

踊りも中盤となり、当行踊り部隊も調子が上がってきたようで踊りも列も揃った華麗な(?)な踊りを披露。

踊り終わって、笑顔で記念写真。
「楽しかったよ~、じきに踊れるけー
            来年踊りに来ちょくれ~!

■「関の鯛つりおどり大会・大漁おし初め競技大会」大分市佐賀関町(佐賀関支店・坂ノ市支店)

  「関アジ」「関サバ」で一躍全国にその名が知られるようになった大分市佐賀関町において、「関の鯛つりおどり大会・大漁おし初め競技大会」が9月12日(土)に開催されました。
  佐賀関町は、古くから漁港として栄え、その沖合いの早吸瀬戸(はやすいのせと)は、鯛、鰤、鯵、鯖等の海の幸の宝庫と呼ばれており、昔から佐賀関漁民の一本釣り漁場として賑っていました。
  「関の鯛つりおどり」の口説きである「関の鯛つり唄」は、その昔、釣り上げた鯛を生きたまま大阪の魚市場で売り、そのお金で夜の大阪を豪遊し遊女とのはかない恋の物語を歌い込んだもので、遠く元禄の頃から漁師の間で歌い継がれた労働歌でありました。それが、昭和41年の一巡目大分国体の時、この唄に踊りが振り付けされマスゲームとして公開されたのが由来となり、今年で35回目の大会となります。
  一方、「大漁おし初め競技大会」は、おどり大会当日の日中に佐賀関漁港内で催される櫓船での早漕ぎ競技です。昔、佐賀関の漁民たちは大漁を目指して真っ先に好漁場に一番乗りすることを求められていましたが、「おし初め」は、正月の出漁初めの行事として力と技で船の速さを競ったことによります。
  当行佐賀関支店・坂ノ市支店では、毎年両行事に参加して大会を盛上げています。
  ♪♪ 船頭 鰤かな 鯛かな
      鯛じゃい 鯛じゃい
       鯛なら跳ねこめ 鰤なら釣りこめ ♪♪ (関の鯛つり唄口説きより)