やっちょるでー!おおいた瓦版

津久見扇子踊り大会

2015年8月31日

津久見港と対岸のセメント工場。
リアス式海岸の津久見港は、海底が深く台風や季節風の影響が少ないため天然の良港として栄えました。
また、津久見はセメントの材料となる石灰石の年間採掘量が3千万トンもあり、全国一を誇っています。

少し早めに会場を訪れたら、「扇子踊り娘」の方々が本番のリハーサル中でした。
扇子の高さや位置など細かくチェック。暑い中大変ですね。

津久見支店では、最後の猛練習中。
「扇子がうまく回らないよ~」

津久見から通勤している臼杵支店の行員2名を加えた当行「津久見扇子踊り社中」。
「今日は、扇子を落とさずに踊りぬくぞ~!」

会場入りして開会を待っている間、多くの取引先から声を掛けられ、談笑中です。
「あんたの浴衣姿、馬子にも衣裳やなあ~。」

いよいよ踊りが始まりました。
今宵は32団体約800人の参加だそうです。

中央のステージでは「扇子踊り娘」が、優雅で華麗な扇子の舞を披露します。

扇子をくるくると巧みに操って踊ります。
踊り子にとっては、少し風があって涼しくて良かったのですが、大きな幟を持つこととなった支店長は苦労しているようです。

この踊り大会には、「扇子踊り」のほか「三勝(さんかつ)」と「津久見音頭」の3つの踊りが踊られます。
今踊っているのが「三勝」で、昔、戦で3回勝ったことに由来しています。

休憩時間に入り、中央ステージでは、今年の「扇子踊り娘」19名による優雅な扇子踊りが始まりました。
昼間のリハーサルのお陰で、きれいに揃った踊りを披露。

続いて、当地で活動する「樫の実少年少女合唱団」の子どもたちが、澄み切った歌声と趣向を凝らした演出を元気いっぱいに披露。

休憩後、再び踊りが始まります。
輪の中にはこんな小さな子どもも数多く参加していて、上手に扇子を操って踊ります。
扇子は子どもも大人も同じ大きさなんですよ。

無事踊りも終了し、余裕の表情ですが、慣れない鼻緒の草履にマメができたそうな。
お疲れ様でした。

津久見ご当地グルメ「ひゅうが丼」。
半島の先にある「保戸島」はマグロ漁業の島として有名なこともあり、マグロの切り身を乗せたゴマだれ味の丼が津久見の名物料理となっています。是非、ご賞味あれ!

■華麗な扇子の舞「津久見扇子踊り」津久見市(津久見支店)

 みかんとセメントの町 - 津久見市において、夏の風物詩「津久見扇子踊り大会」が8月22日(土)につくみん公園にて開催されました。
 「扇子踊り」の由来は、今から約450年程前、当時の津久見は戦国大名の大友氏の支配下にあり戦乱が続いたことから、戦死した武士や農民の供養のために京舞いの流れを汲む「扇子踊り」を踊ったことが始まりとされています。
 扇子の動きは幻想的で大変美しく、その舞姿は実に優雅で哀歓を秘めており、見る者を魅了します。
 当行津久見支店では、例年連日業後に猛練習をかさねてこの扇子踊りに参加しており、今年は津久見出身の臼杵支店行員2名も加わって見事な踊りを披露いたしました。