やっちょるでー!おおいた瓦版

中津祇園

2015年8月10日

昨年の大河ドラマ「軍師官兵衛」で一躍中津市の観光スポットとなった「中津城」。
天守閣は昭和39年に再建されましたが、石垣と城郭のバランスがとても美しいお城です。

夕方5時から歩行者天国となる福沢通に祇園車が続々集まってきました。
13台の祇園車を一堂に見られる絶好の機会です。

「おまつり広場」のメインステージ前ではダンスチームのパフォーマンスが始まりました。

午後5時を回り歩行者天国となった通りでは、当行「中津踊り社中」80名が参加する「市民総踊り」が始まります。

いよいよ踊りの開始です。
中津支店長も先頭切って元気に踊ります。

男性踊り隊も業後の猛練習の甲斐あって、手振りの揃った見事な踊りができました。

女性踊り隊も華麗な踊りを披露します。

踊り隊と別に「古魚町祇園車」の若衆をお手伝いする福沢通支店の男性行員。
普段の背広姿より男前ですが、張り切りすぎてけがをしないように…

「おまつり広場」のメインイベントである「祇園車共演」が始まりました。
これから祇園車が一台ずつメインステージまで練り出され、自慢の踊りや出し物を披露します。
その先車(一番山車)が動き出そうとしています。

祇園車は、多くの若衆により猛スピードで勇壮に引き出されます。
疾風のごとく走り去る山車は迫力満点です。

勢いよく引き出された祇園車は、メインステージ前で急停車。
山車の前方は舞台となっていて、これから踊りや出し物が行われます。
ご覧のとおり、一目見ようと大観衆となり、身動きできない状況となりました。

祇園車の踊り舞台で、各町内の自慢の踊りを披露。
華麗で優雅な踊りに大観衆から拍手喝采。

いよいよ福沢通支店行員が参加している「古魚町祇園車」の出番です。
「しらしんけん(大分方言で真剣の最上級)走れ~!」

踊りや出し物は、祭りの間、巡行中の辻々でも披露します。
このように中津祇園は、静(優雅な踊)と動(勇壮な練り)を併せ持った魅力あふれるお祭りです。

踊りが終わると、今度は若衆が祇園車を勇壮に練り出しますが、曲がり角はスピードを落とさず曲がります。
祇園車はハンドルがないため、方向転換は山車の後ろに突き出した横棒を若衆が力一杯横に押して行います。
大迫力の山車の動きに、見物客からどよめきと拍手が沸き起こります。

■鉦の音に心躍る-「中津祇園」 中津市内支店(中津支店・福沢通支店ほか)

  昨年の大河ドラマ「軍師官兵衛」で有名となった中津市において、大分三大祇園祭の一つである「中津祇園」が7月24日(金)から26日(日)の3日間開催されました。
  中津市は、大分県の北部に位置する城下町で県北の中核都市ばかりではなく、黒田官兵衛の居城であった中津城をはじめ青の洞門、羅漢寺、福沢旧居等の歴史文化史跡のほか景勝地の耶馬渓を有する観光地でもあります。
  「中津祇園」は京都祇園の流れをくみ、踊り舞台を備えた祇園車が中津城下を勇壮に練り回るお祭りです。その起源は不明ですが、1683年頃に中津藩主が京都より山車(祇園車)を取寄せ町民に与えたことから、一気に中津城下の祭りとして盛り上がり現在に至ったようです。今は、上下祇園に分かれており、祇園車13台と御神輿2体で巡行されます。
  祭り期間中、町内を練り歩きながら辻々で子どもたちが踊り舞台で踊りを披露したり、山車を威勢よく引き回します。お囃子も勇壮にして華麗な鉦打ちの妙技が特徴で、「小倉の太鼓祇園、中津の鉦祇園」と呼ばれ、豊前三大祭にかぞえられています。
  当行では、福沢通支店の男性行員が町内会の若衆として祇園車の巡行をお手伝いするほか、中津支店を中心に市内支店全員で「市民総踊り」に参加しました。